先輩看護師の指導の板挟みは目的を知って解消せよ

先輩看護師によって教え方が違って困る

新人看護師の時、先輩から何かを教えてもらう
という場面はたくさんあります。
そんな時、困ったことが時々あります。

それは、先輩によって教え方が違うということです。
どちらの先輩も尊敬できるけれど、
以前教えてもらったけど、
それを違う先輩に指摘された・・・
という経験はないでしょうか。

私が経験した板挟み体験で思い出すのは
シリンジポンプなどをもっていけないMRIの検査の時、鎮静剤の持っていく方法で
一人の先輩は「そのままポンプを外してもっていって」と言い、
もう一人の先輩は
「ルートを外してシリンジを三方活栓につけて持っていって」

という場面だった時、どっちの先輩を信じたらいいんだ?
となることがありました。
他にも小さいことで、「どっちが正解?」
ということがありました。
それを解決する方法がありました。

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目的を必ずインプット!根拠もさぐれ!

先輩の教え方というのが統一されていないのも
問題かもしれませんが、
先輩の言っていることの根拠を知ると、
どちらが自分に合っている方法かというのがわかります。

先輩も今までいろいろ経験してきた上で、
教えることになるので、
看護観が人それぞれ違うように、
何を大事にしているかというところで
教えるポイントが変わってきたりします。

人それぞれ、やりやすいやり方があります。
そこで見失わないで欲しいのが、
この行動の目的は何か?というところです。

目的を見失ってしまっては、
どっちの先輩の方法をとればいいのかという、
どちらの先輩を信じるかという問題に
すり替わってしまうことです。

どちらが正しいかではなくて、
今の行動が何の目的で行われるのかという
根拠を忘れないで欲しいのです。
頭を柔らかく、シンプルに考えて欲しいです。

そうすると、新しい良い方法も生まれるかもしれませんし、
自分が何かして、それを「違う」という先輩がいれば、
自分の行動は根拠があってしているんだという主張もできます。

そして自分に合った方法は
年数を重ねてくると変わってきます。
ルートのまとめ方ひとつのしても
許容範囲が広がるといいますか、
上手にできるようになってきます。

今の自分に合ったレベルで
安全にできる方法を選べばいいと思います。

先ほどの例で言うと、
検査の時、余分なルートがあると
絡まったり、ひっかかったりするリスクがあります。

ルートを外したりするのは面倒くさい作業ですが、
自信がなければそうするのが一番安全かと思いました。
ルートがついていても自分が管理できるのであれば
ルートがついたままでもいいと思います。

看護学生の時、
何についても「根拠は?」と耳にタコができるくらい
聞かれたように思いますが、
根拠は本当に大事です。

先輩の指導で板挟みになった時に
一度先輩の言う言葉の根拠を考えてみて下さい。
一番忘れてはいけないのが
何を目的にしているかということです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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