初めが肝心?患者・家族と信頼関係を築く2つの方法

第一印象が患者・家族との信頼関係のカギ?

看護師をしていると、
絶対に患者さんやそのご家族に
“初めまして”の場面があります。

看護師は、
初対面の患者さんや、ご家族から
必要な情報をたくさん聞いていかなければなりません。

“あれ?この看護師さん本当に自分の家族をちゃんと見てくれるだろうか?”
と疑問を少し感じても
看護師の白衣というユニフォームが勝手に、
良い印象を与えていたりします。

だけれども、
患者さんやご家族も慣れてくると
“この看護師さんは冷たそうだ”
など色々感じ取られます。

信頼関係が築けていないと、
患者さんが今本当に抱えている不安や心配、
ご家族が抱えている不安や心配事など、
聞いてもなかなか言えなかったりします。

信頼関係は第一印象が大事な理由とは?
一般的に人は、一番初めて感じたその人の印象を
ずっと引きずっていきます。
看護師のユニフォームにマスクされた、
初めに感じた印象を実はずっと感じていたりします。

第一印象が良い人Aと、悪い人Bがいたとします。
Aさんが、患者さんに対して、
「ごめんなさいね、ちょっと待ってもらえますか?」
と言うと、それを聞いたご家族は
“今、忙しいんだな~”と思います。

Bさんが、患者さんに対して、
「ごめんなさいね、ちょっと待ってもらえますか?」
と同じことを言っても、
“やっぱりあの看護師さんは冷たい人だ!”
となり、信頼関係の構築に支障がでてくると思います。

同じことを言っているのに、一番初めに与える印象で、
ずいぶんその人への評価が変わってきてしまいます。

その一番初めに与えた嫌な印象は
良い場面を繰り返しその嫌な印象を与えた相手に
みせていくことで、
嫌な印象が、良い印象に書き換えられる場合もありますが、
時間と労力が必要です。

第一印象が決まるのは
わずか5秒、1分も経過すると
さらにその時に持った印象が正確さを増すそうです。

スポンサード リンク

では、初めて会った人は何に良い印象をもつのでしょうか?
それは・・・
①表情
②口調や声のトーン、話すスピードです。

①表情
看護師をしていると、
マスクをしたまま患者さんや、ご家族に
情報収集をしていませんか?

もったいないです。
マスクをはずして笑顔で対応しましょう。
笑顔の作り方は笑顔のトレーニングの回をご覧ください。

②口調や声のトーン、話のスピード
女子アナの話すトーンやスピードを思い出してみてください。
なんだか聞いていて、落ち着きと安心感を感じませんか?

看護師は忙しく、時間に追われているので、
患者さんやご家族に
初めの説明をするとき、ついつい早口になってしまいます。

いつも早口でする説明を、
少しゆっくり説明しても、
時間にしてわずか5分程度しか変わりません。

その5分で業務が終わる時間の何か変わるでしょうか?
それより、話すトーンやスピードに気をつけ、
今後得ることができる信頼関係のことを考えると
無駄な5分ではないはずです。

これを普段から心掛けていると
自然と患者さんやご家族との信頼関係が
築きやすくなると思いますので、
興味があれば実践してみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサード リンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする