看護師にとって患者さんとのコミュニケーションは苦手でも必要
看護師は患者さんや
利用者さんなどと、
コミュニケーションを取る機会が
本当に多いです。
看護師も人間ですから
コミュニケーションが苦手な方もいらっしゃると思います。
受け持ち患者さんがたくさんいて、
1人にかけられる時間が短い中で
患者さんとの関係を築いていかないといけません。
上手くコミュニケーションがとれると
情報収集が楽ですし、
コミュニケーションにストレスを感じず
過ごすことができます。
看護学校では、“傾聴”と“共感が大事”と
耳にタコができるぐらい聞いてきました。
それは本当に大事だと思います。
そこで、コミュニケーションが苦手な人に
簡単で、傾聴と共感を兼ね備えた
【実践済み】あまり話さなくていい
上手にコミュニケーションを取る方法をお伝えします。
誰にでもできる簡単コミュニケーション法
①挨拶
②話にうなずく
③患者がした表情と同じ表情をする
④ジェスチャーをくわえる
⑤笑顔
⑥目線を合わせる
⑦オウム返し
①挨拶
まずは挨拶から始めてみると良いです。
挨拶のポイントは、
何かをしながらではなく、立ち止まって
顔をみて笑顔で挨拶です。
その時に、ただ見たままの患者さんの様子を
患者さんに投げかけるだけで大丈夫です。
例えば、
「今日は何だか調子が良さそうですね。」や
「今日は少ししんどそうですね。」など
声をかけてみると良いです。
看護師は事前に患者さんの数値的な状態を
知ることができるので、
根拠に裏付けされたボールを投げることができます。
状態が落ち着いている人であれば、
「今日も顔色がいいですね。」など
いいことを言ってあげると、
患者さんも少し嬉しそうな顔をされます。
②話にうなずく
患者さんの話を聞いている時
うなずいているだけで、
患者さんは聞いてくれていると安心してくれます。
「うん。」「そうですね。」など相槌をいれると
尚いいと思います。
うなずいて聞いているだけなのに、
話が終わると「ありがとう」と
すっきりされた顔をされます。
③患者がした表情と同じ表情をする
患者さんが悲しそうな顔をしたら
悲しそうな顔を、
嬉しそうな顔をしたら嬉しそうな顔をします。
患者さんの鏡になったつもりで
患者さんの表情のマネをします。
同じ表情をしてくれる人に好感を持つからです。
④ジェスチャーをくわえる
何か伝える時はジェスチャーをくわえると、
ただ言葉だけで伝えるよりも
伝わりやすくなりますし、
一生懸命な感じがして好感がもてます。
⑤笑顔
笑顔は患者さんに“私は味方よ!”と好意を伝える
一番簡単な方法です。
好意は返ってくることが多いので、
患者さんとコミュニケーションを取る前に
好意を示すと、
患者さんも好意を返してくれて
コミュニケーションが円滑になると思います。
⑥目を合わせる
患者さんと話すときに目を合わせると
患者さんも話を聞いてくれている、
この人は信頼できる人だと
勝手に思ってくれたりします。
目を合わせるのが苦手な人は
目から鼻の間を見る感じにすると
目が合っている感じになります。
ずっと目を合わせて長い話を聞くと
こちらも疲れてきますので、
よくやっています。
⑦オウム返し
患者さんの言っている言葉を
ただそのまま返すだけです。
例えば、
「昨日は寝れなかった。」と患者さんが言ったら、
「昨日は寝れなかったんですね。」
と同じことを返すだけです。
その後に、看護師的立場で
「それはしんどいですね。
日中少し休む時間もつくりましょうか。
でも、あんまり寝すぎると夜また眠れなくなってしまうので
寝すぎていたら起こしますね(にっこり)。」
と言いたいことを笑顔で言うと
患者さんもなぜかにっこりです。
以上です。
こちらがあまり話さなくても
コミュニケーションがとれて、
相手が勝手に好意を感じてくれると
コミュニケーションがとりやすい状況になります。
私もよく実践していて
上手くいくなと思った方法でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。