相手を楽に!聞き上手になるたったひとつのテクニック

相談相手を楽にする会話のテクニック

コミュニケーションをとる時、
聞き上手な人と話していると、
気持ちが楽になります。
そんな経験ありませんか?

話している側の気持ちが楽になる聞き方があります。
この方法を使うと、
患者さんが気持ちの表出をしやすくなったり、
職場での人間関係や、
信頼関係構築に一役買うでしょう。

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過去形を使え!

「最近仕事にいくのがしんどい」
という話を相手がしたとします。
普通だったら
「しんどいの?何かあった?」となるかもしれません。

ここでこのテクニックを使うとこうなります。
→「最近しんどかったんだ。何かあったの?」

なぜ過去形を使うと相手が少し楽になるのでしょうか。
それは、現在と過去を切り離して考えることができるからです。
上の例でいくと、「仕事に行くのがしんどい」と感じているのは
続いていますが、そう思い始めたきっかけなどは過去のことになります。

過去形で聞くことで、いい意味で気持ちのスイッチを切り替えられる
きっかけになる可能性があります。
悩みは自分の考え方次第で、軽くも重くもできます。
考えてもしかたがないことで悩み続けている可能性もあります。

逆に現在形で聞くとどうでしょうか。
相手はその悩みにずーっと“今”も悩んでいるという風に感じませんか?
話している方も聞いている方もなんだか一緒に落ち込んでしまいそうです。
自分を相手の気分に巻き込まれないためにも
この方法は有効です。

会話のテクニックでオウム返しもありますが、
それも応用して過去形でオウム返しをするという風にすると、
会話をしている中で、
相手が言った言葉をそのまま過去形でかえしているわけですから、
今悩んでいることが相手の中で少し心の距離ができて整理しやすくなります。

そうすると、悩んでしんどかったことに
一筋の光が差してくる感覚を相手は味わうと思います。
気持ちが少し楽になります。
“あれ?この人に話すとなんか気持ちが楽になるな。”
と相手が感じると、信頼関係が築きやすくなります。

他にも怒っている人に
「どうして怒っていたの?」と聞くのも
相手は今も怒っているけれど、
そう聞くことによって怒った原因や過去の事に
ベクトルがいくので、怒りがやや沈静化すると思います。

患者さんでも、怒る人はいるので、
一度試してみると案外うまくいったりするかもしれません。

信頼関係は積み重ねですが、
“聞き上手な人”というポジションは
相手を気持ちよくさせることができますし、
とても貴重な存在となります。
ぜひ聞き上手になってみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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