新人看護師との振り返りは話す2割、聞く8割で上手くいく?
4月新人看護師がはいってきて、
毎日新人看護師と振り返りをすると思います。
振り返りは大切です。
ですが指導者が振り返りの際、
長く話し過ぎていませんか?
一生懸命指導者が話しても
長すぎると新人看護師の頭には残りにくいです。
もしかしたら話が長すぎて嫌な印象ももたれるかも知れません。
振り返りをする時、
指導者の発言は“全体の2割”が良いと言われています。
振り返りを行う時は
新人看護師にたくさん話してもらえるような
問いかけが必要です。
そして振り返りを有効にするには、
いかに“新人看護師の感情を動かすか”が大切です。
感情が動く出来事というのは記憶に残ります。
指導に入る前に
#新人看護師に「〇〇を知ってすごいと思った」と言わせたい!“
という今日の裏目標を決めていてもいいかも知れません。
新人看護師との振り返りで役に立つ問いかけ3つ
今日はどうだったか、朝の目標と比較して
新人看護師に問いかけていく時などによく使います。
新人看護師が「〇〇はできたと思います!」と言ったら、
指導者は“できてたかな?まだまだ”と少し思ってしまう場面もあるかもしれません。
ですが、指導者は現時点でのハードルの高さを認識しておくべきです。
まずは、新人看護師が感じている「できた」と思っている感情を
否定せず受け入れます。
「できていたね」と認めてあげることが大事です。
とりあえずひたすら聞き役にまわり受け入れていきます。
話していてその新人看護師の性格や思考の傾向などが
わかってきたら、
「これは突き進んでいくとあぶないな」と感じる時もあると思います。
そういう時は、新人看護師の考え方を受け入れた上で
「こういう場合もあるよ」とまずは優しく指導すると良いと思います。
新人看護師が「〇〇ができなかった」などの発言があったら
指導者は「〇〇ができなかったんですね」とオウム返しをしつつ
「どうしたらできるようになると思いますか?」
と優しい口調で聞きます。
同じ言葉でも、
声のトーンや表情によって
相手の受け止め方は違うので、
指導者になる人は特に注意が必要です。
指導者という立場の人というだけで、
新人看護師は固まって、委縮してしまう場合もあります。
委縮させたいわけではないので、
話し方などに注意します。
一通り新人看護師が振り返り終わったら
今後はどうしていきたいと考えているか
新人看護師自身が自分の言葉で言えるように促します。
新人看護師の振り返りをしていると、
自分がたくさん話したくなるかもしれません。
そこをぐっと我慢です。
振り返りで大事なのは、
新人看護師が自分自身で言葉に出して言う事、
感情が動いた時の出来事の共有、
次にどのようにつなげていくかを明確にすることです。
指導って難しいですが、何かお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。