災害が病院内にいるときに起こったら?
日本は地震大国で、
いつ災害が起きても不思議ではありません。
普段の生活が一変する・・・
考えたくないですが、可能性はあります。
もし病院内にいるときに災害が起こったら
看護師として何をすればいいか、
そのことを少し書いていきたいと思います。
備えあれば患いなし!普段から避難のシミュレーションを!
★避難経路
★救護区分
★搬送方法
★電子カルテに頼らない紙に書く方法
★停電したら・・
自身の働く病院内の避難経路は知っていますか?
緑の非常口のマークがあるところや、
どういう経路をたどって外に出るかなど
そこを出ていきつく先はどこなのかを認識しておく必要があります。
避難する前には勤務表も忘れず持っていって下さいね!
患者さんだけではなくて看護師もみんな避難できているか確認するためです。
救護区分は安静度とは違う、
災害が起こった時に避難をするための区分です。
ベッドネームに救護区分を貼り付けるのも
誰でもわかりやすくてオススメです。
安静度とは・・
治療に必要な制限、活動範囲のことです。
救護区分とは・・
災害が起こった時に避難する際利用するものです。
なので、安静度と救護区分は違います!
点滴やドレーンなどは関係なく、
その人の動ける範囲を表します。
独歩・・一人で歩ける人
護送・・一人介助で移動できる人(車椅子や、歩行介助など)
担送・・移動に2人以上必要とする、寝たきりの人など
エレベーターなど使えなくなるので、
階段を使っての移動になります。
担送の人はベッドで階段を下りることができないので
シーツを使っての移動になります。
人工呼吸器がついている人などは、
酸素ボンベやBVM、シーツが必要です。
患者さんを移動するためには何が必要か考えておく必要があります。
ここで大事なのが、患者さんの準備です。
避難できたものの、患者さんの名前がわからないと、
どの人が避難できていて、できていないのか
確認ができなくなってしまいます。
ベッドネームを病衣に
ホッチキスで止めるなど、
誰が誰かわかるように移送前に必ず行っていきます。
災害が起こって停電すると電子カルテは使えません。
災害がおきても治療は継続しますので
紙に普段記録していることを
紙に書けるように練習しておくことが大切です。
懐中電灯の場所を把握しておく。
停電したらおそらく病院には自家発電に切り替わるところが
多いのではないでしょうか。
地震が起こって、
まず自分の身を守ることが第一に優先されますが、
地震がおさまったら、
生命維持装置(人工呼吸器など)が正常に作動しているか
確認しましょう。
普段から知っておきたい機器のバッテリー時間
どんな電気機器もバッテリーが内蔵されていて
コンセントからの電気がこなくなっても
バッテリーに切り替わって作動し続けます。
私が勤めていた病院の血液浄化装置は驚くことに
バッテリーの使用可能時間はたった15分でした。
人工呼吸器は60分間など機器によって様々です。
知っておくと次の対応ができます。
災害が起こった時の対応について少し書きました。
また機会があれば書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。