看護師国家試験!過去問を有効に使った勉強方法とは?

もうすぐ看護師国家試験!過去問は有効!!


看護学生の皆さんはもうすぐ国家試験ですね!
辛い実習も、学校の山盛りのテストも乗り越えて
あともう少しで看護師になれるかどうか決まる
国家試験の日が近づいてくると思うと
ドキドキ緊張が止まらないと思います。

看護師国家試験の内容は
過去問と似ているところが多く、
過去問さえしっかり解いていれば
合格できると言っても過言ではありません。

国家試験に向けて、
今までの過去問の回答を覚えるぐらい
やってきた看護学生の方は、
問題を読んだら正解はこれだ!と自信をもって
答えられるのではないかと思います。

ここで、注意したいことがあります。
看護師国家試験は過去問と似た問題が出るからといって、
全く同じ問題はほぼ出ません。
なので、過去問の回答を暗記しているだけでは
いざ新しい問題が出てきた時に戸惑ってしまいます。

たかが1点、されど1点です。
1点足りず不合格という事態を防ぐべく、
1問1問を大切にしていくことが重要です。

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【看護師国家試験】過去問のオススメ勉強法

過去問を解いていく時、
1つの問題に4択か5択の選択肢があります。
そこから回答を導いていくのですが、
オススメ勉強法としては、
“選択肢を丁寧にみていく”です。

出題者がなぜその選択肢を用意しているか考えてみると面白いです。
出題者はどんなことを聞きたがっているのか
選択肢を見るとわかったりします。

例えば、第95回の問題
水欠乏性脱水で低下するのはどれか。
1.尿量
2.尿比重
3.血漿浸透圧
4.血清ナトリウム値
答えは1.尿量です。

脱水がどんな状態になっているのか聞いている問題ですね。

例えば、水欠乏性脱水は細胞の中の電解質は残して
水だけが減る状態ですので、濃いイメージですね!
水欠乏性脱水=高張性脱水となります。
脱水は循環血液量が減った状態です。

2の尿比重だと
正常値→1.010ぐらい。
高くなる時→尿が濃縮した時
低くなる時→尿崩症→尿が希釈されて薄くなった状態。
尿崩症の人はバソプレシン(抗利尿ホルモン)↓
水の再吸収が促進されるので尿が薄くなる。

3の血漿浸透圧は血漿の水分が少なくなる→血漿浸透圧が上昇。
血漿浸透圧が高い→濃度が濃い
血漿浸透圧が低い→濃度が薄い
血漿浸透圧は薄い方から濃い方に流れる

4の血清ナトリウム値
脱水だと血が濃縮されるイメージなので高くなる。
低くなるのは低張性脱水。
下痢や嘔吐をしたあと水分だけをとって
電解質は減ったまま水分だけを補充した状態。

というふうにひとつずつ考えていくと、応用力がつきます。

似たような問題では
第102回
脱水で低下するのはどれか。
1.中心静脈圧
2.レニン分泌量
3.血漿総蛋白量
4.ヘモグロビン濃度

答えは1です。

脱水だと循環血液量が減った状態→中心静脈圧は低下。
中心静脈圧が上がるのは→輸液を過剰にいった場合や、右心不全

2レニンは血圧を上げるのでレニン分泌量は増加。
詳しく考えると↓↓↓

脱水は循環血液量が低下する→血圧が下がる→腎血流量↓
→レニン増える→アンギオテンシノーゲンを分解する
→アンギオテンシンⅠが作られる
→アンギオテンシン変換酵素によって
アンギオテンシンⅠがアンギオテンシンⅡになる
→血圧が上がる

3.4.は脱水が血を濃縮させるイメージを持てていたら
濃度が高くなるイメージで解ける!

ひとつずつ丁寧に問題を見ていくと
分かったつもりで実はあんまり理解してなかった!
という問題が出てきますので
過去問を繰り返しするのは飽きた!答えを覚えちゃった!
という人は過去問をもう一度丁寧に見ていってください。

看護師国家試験頑張って下さいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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