わかりやすく相手に伝える方法とは?
看護師が指導する時、
患者さんや家族に何かを説明する時、
病棟会で何かを発表する時など
なかなかわかりやすく伝えることができない!
という場面に遭遇することありませんか?
相手にわかりやすく説明するには
少しのテクニックがあります。
わかりやすく伝えるには論理的に
伝えていくことが必要になります。
論理的に伝えていく方法とは?
PREP法というものがあります。
「P」:Point(要点)
「R」:Reason(理由)
「E」:Example(例)
「P」:Point(要点)
まず初めに要点を話す
→それについての理由を話す
→例え話をする
→最後にもう一度要点を話す
という流れで行います。
これは短い時間で相手に上手にわかりやすく伝えられます。
病棟会などで何か発表する時にも
役立つ方法です。
1.「P」(要点)
先日〇〇病院で行われた、△△という研修に参加したので
報告したいと思います。
今回の研修では、医療機器関連圧迫創傷における、
予防やリスクアセスメントが大事だと学びました。
2.「R」(理由)
なぜなら、治療のために普段使用している身近なものが
褥瘡の原因になりうることを知ったからです。
3.「E」(例)
例えば、弾性ストッキングや、経腸栄養チューブで
よくスキントラブルが発生しているのを発見します。
褥瘡予防として2時間おきの体位変換はよく知られていますが、
チューブ類などの圧迫にまで気が付いていませんでした。
4.「P」(要点)
このことから、治療で必要なものが
褥瘡の原因となるため、
普段からのリスクアセスメントや、予防が
とても大事だと学べた研修でした。
というように、素早く・わかりやすく説明することができます。
1.P(要点)
患者様に抑制帯という手袋をつけさせていただいています。
2.R(理由)
今患者様は普段お家でいた時と違っています。
意識があいまいな状態で混乱されて、
無意識に治療に必要な点滴を抜いてしまったり、
お鼻のチューブに指がひっかかって抜けてしまったりすると、
再挿入という形になって患者様が痛い思いをしてしまいます。
それを予防するために必要最低限で
抑制帯を使用させていただいてます。
3.E(例)
例えば、しんどいときって身の置き場がなくなったりして、
わけがわからなくなってしまったりします。
4.P(要点)
なので、見た目的には少し心配なさる状況かも知れませんが
意識がはっきりされるまで
こちらの抑制帯を使用させていただきます。
というように話すとわかりやすく説明できます。
もし何かを伝えたくて困った時は、
この方法を取り入れてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。