人間関係のコミュニケーションが苦手?
看護師にはなりたかったけれど、
人との関わりがどうも苦手で、
怖いと感じてしまう・・・
と悩んでいる方の話を聞いたことがあります。
看護師は人とのコミュニケーションが
切っても切れないような職業です。
そんな中で、人との関わりが苦手としながらも
毎日頑張っている方は本当にすごいと思います。
今回は対人恐怖症を克服すべく、
原因と克服法を書いていきたいと思います。
・神経質
・こだわりが強い
・完璧主義者
・融通がきかない頑固な人(0か100かの考え方)
・コンプレックスが強い人 など
・子どもの頃、分離不安が強かった
母親と離れると泣いて泣いて、不安が強かった人
・人見知りだった
・人間関係でのトラウマ
過去のいじめや、何かを発表したときの失敗などが原因で
人前に立つと声が震えたりしてしまう
・父親と母親がとても厳しい人だった
対人恐怖症になるのは2つの要因があると言われています。
外からのものと内的なものです。
例えば、発表会で失敗して、
顔が真っ赤になってとても恥ずかしい思いをしたなどの、
外からのもの。
不安が強くなって、緊張して、
顔が赤くなるという身体的な症状に対して
間違った考え方をしている内的なものとに分かれます。
間違った考え方の例
・人前に立つと緊張して声が震える→恥かしい事
・誰かと話す時に表情が上手く作れない→相手が不快に思うに違いない
・人前に立つと汗が止まらない→変な人に思われる など
そのように間違った考え方で
恥ずかしいなどの感情を抑制しようとすると
さらに不安や緊張が強くなる
という悪循環です。
対人恐怖症を克服するには?
今自分は、対人関係を怖いと感じていて、
人と話す時に緊張するのは当たり前だ!という風に
今のありのままの自分を受け入れます。
下記のように身体症状は
生理現象であることを認識してみましょう。
不安や緊張を感じる
→ノルアドレナリン分泌
→交感神経活性化
→心拍数増加、血圧上昇など
→動悸・震えなど
自分がこの人にはどうも上手く話せないし、
緊張して、不安が強くなるなと感じる人の特徴を
紙に書き出していきます。
書き出していくと、
自分の母親に似ているところがあったり、
自分が対人恐怖症の原因となる人の特徴に
似ているところがあることに気づくと思います。
それに気づくことができると、
自分が恐怖心を感じる相手に
対人恐怖症になった原因となる人を
投影していることが見えてきます。
◎なぜその人を苦手と感じるか
◎いつからか
◎どんな状況が怖いのか
◎似たような記憶がないか
などを考えてみると、
実は過去の自分の認識間違いだったりします。
それらに気づくことができると、
少し楽になります。
「~せねば」「~ねばならない」と
強く意識して完璧にしようとしてしまうと
過度にそれを気にし過ぎてしまうので、
その不安が対人恐怖につながります。
人の目を気にしてしまう傾向があるので
自分は自分と「嫌われてもいい覚悟」を
もつことも楽になります。
一生懸命で努力家な人に多いので、
少し優柔不断になってみることをおすすめします。
自分はこういう人間なんだということを、
相手に知ってもらうって受け入れてもらうということを
体験することで克服につながります。
おそらく、対人恐怖を感じている方の多くは
自分の本音の部分の意見を言うのが
苦手な方が多いと思うので、
今まで隠していた本音の部分を少しずつ
相手に伝えてみて下さい。
相手の反応から、
自分はそのままで良いんだとさらに感じることができます。
人前で自分が出したいと思う表情を
鏡の前で練習する方法です。
「ミラーニューロン」って聞いたことありますか?
自分の仲間などが見せる表情を
自分自身の感情として受け取る機能があります。
鏡に写った自分の笑顔でも、
本当の笑顔になってきますので、
人前でも上手く自分の望む表情を
することができるようになります。
笑顔のトレーニング法もあります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。