看護師の〇〇恐怖症の理由や克服する方法とは?

看護師の〇〇恐怖症で困ることは?

よく「私、対人恐怖症だから」や
「先端恐怖症だから・・」など
〇〇恐怖症の方っていらっしゃいます。

高所恐怖症などもよく聞きますが、
看護師をしていて困るのは
人と関わる時に恐怖を感じたり、
針などの鋭利なものも扱いますので
それに恐怖を抱くことです。

その恐怖を感じていることに直面すると
身体が固まったり、動悸がしたり、
身体に症状がでます。

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〇〇恐怖症は治る?怖いのはその物事に対してではない!

「〇〇恐怖症」といわれる、〇〇に当たる部分は
頭では大したことがないとわかっていても、

実際自分が“怖い”と感じている事に出会うと
その怖いと感じたことで身体症状が現れるのを感じて
やっぱり怖いものなんだ!と脳が認識して、
さらに怖くなるという悪循環になります。

ほとんどの〇〇恐怖症と言われる方が、
心の奥にしまい込んだ、
小さい頃に経験した不安や恐怖が関係しています。

心理学的側面からお伝えすると、
例えば、先の尖った鋭利なものに対する恐怖心は、
攻撃への恐れであったり、
潔癖症は罪悪感の表れなどといわれています。

なので、今自分が抱えている何かに対する恐怖心は
一概にそれが全てだとは言い切れませんが、
そのもの自体ではなく、
それが怖くなった経験からきているものだと言えます。

まずは、それが何であるのか
じっくり自分と向き合ってみることが大切です。

恐怖心を克服するには?

1.「怖くない」と無理に思わない

自分が怖いと感じているものに対して向き合う時に、
「怖くない、怖くない」と自分に暗示をかける方もいらっしゃると思います。
実はこれ逆効果で、
「怖くない」と自分の感情を抑え込もうとすると
逆に恐怖心が膨らんでしまいます。

「犬を思い浮かべて下さい。」と言われて
犬を思い浮かべた後、
「犬を思い浮かべないでください。」と
言われるとどうでしょうか?

犬を思い浮かべてしまう人が多いと思います。
それと同じで、
自分の感情を無理に抑制しようとすると
その物事に対する執着が生まれ
より考えてしまう結果になります。

2.恐怖に感じていることに自ら関わる

人間が恐怖を感じるのには時間の限度があります。
初めに感じた恐怖心は、その物事に長い時間関わることで
恐怖心は和らぐという結果がでています。

恐怖という感情は緊急事態宣言という感じで
エネルギーをたくさん使うので、
そう長くは続きません。

最初に感じた恐怖の度合いは
ずーっと同じ強さであるわけではなく、
その環境や物に身を置くと
時間の経過とともに恐怖心の度合いは減っていきます。

逆に逃げてしまうと、
恐怖心はさらに強まると言われています。

3.成功体験を得る

例えば、先端恐怖症で、針を見るのも恐くて仕方がないという人は、
まずは写真から慣れて、徐々に見る時間を長くしていき、
その次は袋に入った針を触ってみる、
実物を触ってみる

のように、
徐々にステップアップして
これはできた!という成功体験を増やしていくことが
恐怖心克服につながります。

この際自分が冷静でいられる範囲で行っていくことが大切です。
「昨日は5秒、今日は10秒見ることができた」
という風に「できた」という体験を自分で感じることが
第一歩です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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