看護師の同僚・患者の不安がみえるしぐさとは?

しぐさで相手の不安を知ることができる?

看護師の同僚や、患者さんの言葉だけでなく
仕草で不安を感じているかがわかると、
その原因を知るきっかけになったり、
信頼関係を上手く築くきっかけになります。

表情や言葉だけでなく、しぐさにも注目してみると
コミュニケーションの幅が広がります。
ぜひ活用してみてください。

しぐさがなぜ本音を語るかはこちらをご覧ください。

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実は不安を表すしぐさはよく見ていた!?

喉元を触る

首のあたりには迷走神経が豊富で、
さすったりなでたりすると、
血圧が下がり、心拍数が落ち着いて
気分を穏やかにして、リラックスできます。

喉元を触る時の心理
1.感じたばかりの不安がある
2.不快感・恐怖がある
3.心配がある

人間が何かストレスを感じた時、
無意識に首や喉を触ることが多いです。
私の体験談では、
先輩に経管栄養のチューブの固定の長さが違うと
指摘された時、無意識に喉元を触っていました。

ストレスがかかると無意識に身体は動きます。
こういう動作をしている人がいた時、
行動が発現した原因がわかれば、
リラックスできる声かけや、フォローするよう声かけすると
相手は安心できます。

肩をすくめる

亀のように両肩を上にあげて、
首を引く動作があります。

肩をすくめる心理
1.不安がある
2.自分に自信がない

人間寒い時、きゅっと肩をあげて、
亀みたいになることありますよね。
肩をすくめる時に肩甲挙筋という筋肉をつかいますが、
筋肉をつかうことで、エネルギーを産生して
温かくしようという動作です。

人間が一番過ごしやすい温度は
夏で22~24度前後、冬で18~22度前後と
言われていますので、
寒すぎる・暑すぎるというのは
人間にとってストレスです。

それと同じで、
心理的にもストレスを感じると
同じような行動をしてしまいます。

首は急所であるという認識から
身体的にも心理的にも寒さを感じると
首を守ろうときゅっと肩をすくめて亀のようになってしまいます。

病棟で苦手としている看護師の先輩に
報告をして、何か指摘をされている
同僚を見た時、
肩をすくめたしぐさをしていたことがあります。

そんな人を見かけたり、
自分の言葉で亀のような行動をとったとき、
自分は怒っているわけではないことを伝えたり、
不安を軽減できるような声かけや、
リラックスできるように関わってみましょう。

肩をすくめる違うパターンとして
何かを訪ねた時に、片方の肩だけ上がるしぐさや、
両肩が少しだけ上がるは、
その質問に対して適当に受け流していたり、
その返答に不安がある可能性があります。

立てていた親指をひっこめる

親指を上にあげるしぐさは、
自信があることを示しているといわれています。

立てていた親指をひっこめる心理
1.自信がない
2.不安

面白いのが、カンファレンスで
すごく前向きに自信をもって発言している人の
親指をみると上にあがっていました。

ところが、親指を上にあげながら自信のある発言をしていた人に、
他の誰かがその人の意見より根拠がある発言をしたとき、
その親指は突然消えました。

そんなしぐさをみたら、
終わった後に、「あれよかったよ!」
なんて声かけしてあげると、
相手も安心するのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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