レッテル貼りはご用心!?看護師の望む後輩を育てたいなら・・

どんな後輩がいたらいいなと思いますか?

毎年、4月になると後輩が入ってきます。
新しく入ってきた後輩は、
どんな性格でどんな感じの人なのか、わかりません。

今まで自分は変えられるけど、
相手は変えられないと伝えてきました。
ですが、相手自身が勝手に自分の望む姿になってくれる事があります。

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人はレッテルを貼られるとそうなろうとする?

レッテルを貼ると聞くと、
少し悪い印象をもちますが、良い事でもレッテルは貼れます。
人間、レッテルを貼られると
そのレッテル通りの言葉を実行しようとする効果があります。

「○○さんは、こういう人間だ」
本人に言うとそういう行動をし始めます。
これは、良い場合も悪い場合もです。

後輩に少し不器用な笑顔の人がいました。
ケアなどを一緒にして
終わると笑顔で「ありがとうございました」
と言ってくれました。

そんな後輩に
「○○さんはいつも笑顔がいいね」
と言うと、実際にその通りの行動をするようになり、
いつの間にか不器用な笑顔はなくなり、
本当に「いつも笑顔の良い人」になりました。

他にも、手伝ってくれた後輩に
「○○くんは、よく気がつく人だね」と言うと実際に、
「~しましょうか?」「~大丈夫ですか?」
と自分からメンバーに声を掛けることが多くなり、
“よく気がつく人”になりました。

もし、後輩に優しくしてほしいなら、
「〇〇さんは、優しいね。」と言うと
優しくない行動をしにくくなります。
優しい後輩に育ってくれる確率があがります。

言うタイミングは、
その後輩がレッテルを貼ろうとしている行動をした時に
伝えるのが効果的に思います。

マイナスのレッテル貼りにはご用心

上で書いたように、
人間はレッテルを貼られた言葉通りの行動をとるようになります。
なので、逆を言うと、
「○○くんは本当に仕事ができないね」と言ってしまうと、
本当にその人自身が仕事ができない人になっていってしまいます。

だから、安易にマイナスのレッテルを貼ってしまうと
そういう方向に傾いていってしまうので、
良い後輩を育てたいと思うなら
プラスのレッテル貼りをおすすめします。

余談ですが・・・
レッテル貼りのいい例は、血液型占いかなと思います。
“A型は~だ”とか、“B型は~だ”とかありますよね。
血液型をこれだけ気にするのは日本人ぐらいと
聞いたことがあります。

血液型占いで言えることは、
「〇〇型の特徴」とあげられて、
その内容は血液型に関係なく誰もが持っているものだと思います。

「自分はこういう人間なんだ」と思ったら
そこに意識が向くので、月日が流れていくうちに、
もう一度血液型占いに触れる機会があった時
書いてあることはまさしくそうだ!と初めてみた時よりも
“当たってるわ~”と感じるように思います。

そう考えていくと人格形成って
案外単純なものに思えたりします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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