指導の「なぜ?」は新人看護師を委縮させる?

先輩の「なぜ?」は新人看護師を委縮させる

看護学生の時も、
看護師になってからも指導者や先輩の「なぜ?」攻撃には
本当にこの場から今すぐ立ち去りたい!と
思ったりしていました。

「なぜ、こうしたの?」
「なぜ、調べなかったの?」
と終わったことを後から言われても、
その時はそこまで頭が回らなかったから
失敗したわけなんですが、そう追及されても・・・

と責められた気持ちになります。
実際に自分が指導をする時、
「なぜ?」という言葉には気をつけています。
相手に考えて欲しいからそう言うし、
相手に委縮してもらおうと言っているわけではありません。

目的は、“どうしてそれをしてはいけないのか”と
患者さんの安全や看護師自身の安全を守るために
その根拠を気づいて欲しいということです。

大事なことを言っているのに、
“怒られている”“ ”責められている“という感情は
余計なものです。

でも、「なぜ?」って聞きたくなる!
そんな時に柔らかく聞こえる言い方です。

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なぜはHow(どうすれば)に変える

指導する側も、
新人看護師が「なんでこんなことしたの!?」と
言いたくなるような事がおこったりします。

そんな時は
「どうしたらこんなことにならないと思う?」
「どうしたらこの事に気づけたと思う?」など
Howを使ってみましょう。

「なぜ?」と知識的な事を聞く場合は、
「こんなこと知ってた?」とさわりだけ伝えて、
「ちょっと調べるといいよ。○○にのってるから」
など、導いてあげるのも一つです。

他には、
「こうなってたけど、あぁすると○○になっちゃうから気をつけてね」
と一番初めは教えてあげると良いと思います。

それを繰り返すようであれば、
「この前も言ったことなんだけど、今日もこうなってたよ。
どうすればできるようになると思う?」と
Howを使って未来の事に意識が向くように
問いかけてあげると良いです。

「なぜ?」って本当に使いたくなるんですが、
自分が言われた立場になったあの責められた感を考えると、
言う側も気をつけないといけないなと思います。

自分が指導者や先輩看護師に「なぜ?」と言われて
成長できた部分もありますが、
何か失敗した時の先輩看護師の「なぜ?」攻撃は
なかなかしんどいものがあります。

言葉はたくさんあるので、
相手が素直に受け止められる問いかけというのも
選択する必要があると思います。

案外、「なぜ?」という言葉を使わなくても
言いたいことは伝わります。
指導するときに、何が目的かを忘れずにいて欲しいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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