看護師の”嫌いな人をさらに嫌になる”を止めるには?

職場で嫌いな人はなぜできる?

この前職場の看護師に
「私、この人のここが嫌だと思ったらどんどん嫌になっちゃうんです。」
という悩みを聞きました。

「じゃあ、いいところ探してみたら?良いところもあるでしょう?」
と言ってみると、
「良いところ探しても9悪いところで、1しかいいところない」
という答えが返ってきました。

同じ職場で働いているから、
その看護師が言う人も私は知っているはずです。
確かに、クセの強い人はいるかも知れませんが、
良いところが1つだけなんて人はいません。
みんなそれぞれいい人です。いいところたくさんあります。

以前からお話しているように、
嫌いな人というのは、自己の投影と言われています。
今まで自分が抑えてきて、しまい込んできた自分が
相手の中にそれが見える場合に
嫌悪感を感じます。

例えば小さい頃、
親に「こんな子になってはダメ」や
「こういうところではこうしていなさい」と
自分の中にあった部分を抑えてきた言動を
相手がしていたら、嫌な感情が生まれます。

抑えてきたと言っても、
自分自身なので、その部分と言うのは
出さないようにしているだけで、
自分の中に眠っています。
だから、そういう人を見ると嫌いになっちゃうわけです。

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嫌だと思う人がどんどん嫌いになってしまうを止める

話をしていた看護師が言うように、
この人ちょっと嫌だなと思ったら
“どんどん嫌いになっていく、良いところが1しかない”
というのは、人間の心理では自然の流れです。

自分の感じた気持ちを正当化させるために、
悪いところばかり目がいってしまいます。

どんどん嫌いになっていくというのは、
これから仕事を続けていくうえで
看護師は夜勤もありますし、
拘束時間が長く、その嫌だと思う人と一緒にいる時間が
長くなると苦痛です。

ではどうやって止めるか。
それは、意識的に良いところを認めていくことが大切です。
嫌だと思ったら嫌な気持ちが増えていく、
つまりマイナスがどんどん増えていくのが自然の流れなら、
良いところを見つけるというのは自然に逆らう事です。

人間関係はマイナス×マイナスがプラスになりえることはありません。
マイナスを減らそう、もしくは増やさずにしていこうとするには
プラスを足し算していく必要があります。

自分の自然な気持ちに逆らうのですから、
良いところを見つけようと努力しないと
見つけることはできません。

そこまでして嫌な気持ちを抑えなくてもいいと思うかも知れませんが、
人の良いところを見つけるというのは、
自分の人生にもいい影響を与えることができますし、

仕事が本当に嫌で憂鬱で出勤が嫌でたまらない日と、
仕事がちょっと嫌で憂鬱で出勤がちょっと嫌な日だったら
どちらを選びますか?

少しでも嫌な気持ちが少ない方を選びたいのではないでしょうか。
そもそも、好きの反対は嫌いではなく
無関心だと思うので、まだその嫌だと思う相手と
上手くやっていきたいという気持ちが残っているのかもしれません。

嫌だなと思う部分はあるかも知れませんが
それはその人のほんの一部にすぎないので、
全部を嫌になるのは少し不幸な気がします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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