指導で新人看護師のやる気を保たせる大切なこと

後輩のやる気をそいでいませんか?

新人看護師で入職してきた始めの頃、
みんな多かれ少なかれやる気をもっています。
そんなキラキラした後輩が
意欲をなくしてしまう状況があります。

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無気力になることを選んだ方が楽だった

ある心理学の実験で、
犬に電気ショックを無秩序に与えたというものがあります。

その実験では、
最初のうちは、電気ショックから逃げようと
たくさんの逃げる動作をしていました。

しかし、それを続けるうちに、
犬は電気ショックから逃げようともしなくなったそうです。
何をしても電気ショックは止まらないことから、
無気力状態になりました。

もう一匹、同じように電気ショックを無秩序に与え続けるけれど、
鼻でスイッチを押すと電気ショックが止まる仕組みになっていた犬は、
最後まで電気ショックから逃げることをやめなかったようです。

この実験からわかることは、
自分の力でどうにもこうにもできなくなった時、
やる気をなくすということです。

指導で相手が怒られたと感じてしまうことがあります。
怒られ過ぎていると感じている新人看護師が
突然やる気がなくなった感じがあったら要注意です。

最近は怒られ慣れていない人が多いので、
今まで自分がそうされてきたように
同じように怒っても重さが違うかったりします。

本人なりに頑張っていても
全く努力が認められず、
なおかつさらに怒られるという状況は
全てが無駄に思えて、
簡単にやる気をなくしてしまう状況と言えます。

やる気には2種類ある

やる気、つまり意欲は外発的なものと内発的なものに分けられます。
外発的なものとは、褒美がもらえたり評価してもらえたり、
自分以外の誰かから何かを与えられることで
やる気をだすものです。

内発的なものとは、
仕事の中に面白さを見つけて
自発的にしようとやる気をだしているものです。

想像できるかもしれませんが、
内発的なやる気のほうが集中力が高いです。
実は自発的にやる気を出している時は
あえて、「えらいね」などを言わない方がいいです。

なぜかというと、
自分からやる気をだして、
自分のために勉強をしているのに
褒められると、外発的なやる気に変わってしまうからです。
ご褒美なしには頑張れなくなります。

自分のために勉強していたことが、
評価されるための勉強になってしまいます。

だから、新人看護師の頑張りが見られたときは、
そっと見守っておくのがいいです。

逆に言うと
一度勉強していることを褒めると
継続して褒めていくことで
やる気を持続させることができます。

一番は勉強したいなと思わせるように仕向けるのが一番です。
内発的なやる気がない場合、
どんどん継続的に褒めていって
やる気をあげてあげましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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