リハビリ出勤初日
月日の流れは早いもので、あんなに長く感じていた休職生活も終わりました。
あとリハビリ出勤まで1週間となってからは、
ドキドキして緊張があったので、
自分の好きなことをして、あまり考えないようにしていました。
リハビリ出勤前日は、何をしてもソワソワして、
朝歩いたり、職場に持っていくお菓子を買ったり、
服を買いに行ったりして、気持ちを落ち着かせようとしましたが、
やっぱりソワソワしていました。
ノミの心臓です。
友人に助けも求めました。
優しい言葉に癒され、仕事の事とは違うことを考えることができて、
人間の心臓に戻れました。感謝しました。
“挨拶が大事”と再認識してドキドキしながら
リハビリ出勤初日を迎えました。
車で病院へ行くんですが、
信号待ちではやや手が震えました。
“大丈夫、絶対大丈夫”と自分に言い聞かせながら
病院へ行きました。
病院に着くと、もう前へ進むしかありません。
“挨拶は先手必勝”と心の中でつぶやきながら、
誰かに会ったら絶対笑顔で挨拶しよう！と
更衣室へ向かいました。
更衣室には誰もいませんでした。
とりあえず、ユニフォームに着替えて、
お菓子を持って出陣しました。
もう、心臓はドッキドキでした。
休憩室にお菓子を置いていこうとした時、
病棟の主任に会いました。
挨拶は先手必勝。
「お休みいただいてありがとうございました。またよろしくお願いします。」
と笑顔で好スタートをきることができました。
主任は「もう大丈夫なん？ぼちぼち頑張りな。」
と笑顔で声をかけてくれました。嬉しかったです。
少し、ドキドキがおさまりました。
しかし、自分の職場のドアを開ける時に再びドキドキしました。
開けると、いつもと変わらない景色で、
私がいなかった3カ月の間に何も変わった景色はなく、
少し安心しました。
私が職場に入ったことを夜勤明けの人は気づいているようでしたが、
自分の仕事に集中しているようでした。
あまり忙しそうに見えない人から順番に、
「○○さん、お休みいただいてありがとうございました。
ご迷惑をおかけしました。今日からまたよろしくお願いします。」
と、笑顔で目を見て漏れなく全員に1人ずつ挨拶していきました。
挨拶をして返ってきた反応は、
どの人もあたたかいもので、「おかえり」など言っていただいて
嬉しかったのと安心で涙がでそうでした。
なんて良い環境だったんだろうと感謝しました。
半日勤務のフリー業務をして、楽しいと感じることができました。
師長さんからは
「あまり気を使わなくていいからね。
目標は生活リズムを整えることだから。」
と言っていただきました。
ですが、何もせずぼーっとしていることが苦痛なので、
ひたすらメンバーに
「何かできることはありますか？これやってもいいですか？」
と聞いて、ケアのお手伝いをしました。
人の役に立てる幸せを感じました。
休職をしていると、人と話す機会が減ってしまうので、
仕事場にきて、色んな人と話せる喜びと、
仕事が楽しいと思える感覚を思い出して
ここに戻ってきて本当によかったと感じました。
恵まれた環境と職場の人たちと患者さんに心から感謝しました。
3日目あたりまでは半日でもどっと疲れて9時には寝ていました。
スクワットやウォーキングなどをして体力づくりはしていましたが、
また別の疲れを感じました。
看護師2年目の時にメンタル面で不調を感じ、3カ月の休職をしました。
その時に、自分が欲しかった情報や、その時にしたこと、考えたこと、感じたことを書きたいと思いました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。