新人看護師休職復帰後の復職支援プログラムの実際

復帰後のリハビリ出勤開始

今回は私がもらった具体的な復職プランの例です。

復職プランを開始するにあたって決まりごとがありました。

①本人の同意を得てからプログラムを開始する。

②内服薬の増量時はプログラムを中断。復職プログラムの継続が可能か否か、

プログラムの変更の必要性については主治医の判断を参考にしながら検討する。

③お試し出勤中に表情が暗くなったり、疲労の様子が見られる場合は早めに受診する。主治医から再度休職の指示が出た場合は、休職を続行するか退職するか意思確認を行う。

④プログラムの途中で退職を希望、もしくは就業を拒んだ場合は看護部長の面談を行う。

⑤向精神薬を服用中は飲酒は禁止。向精神薬が中止になった後も、
休職中のお試し出勤中は、職場関係の人間とは飲酒する・しないに関わらず

夜間の外出は禁止とする。

→生活のリズムをつけること、他のスタッフに誤解を招いて本人やスタッフが傷つくことのないようにするため

⑥スタッフにはスタッフ用の復職支援プログラムを提示し協力を得る。

⑦体調不良で欠勤する場合は通常の方法で連絡をいれる。

という決まり事で私は同意し、リハビリ出勤から開始することにしました。

薬については今は飲んでないのですが、

いらぬもらい事故を防ぐため、職場関係者との食事を控えました。

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リハビリ出勤は休職扱いで2か月間行います。

休職期間中は、目標管理や育成、委員会活動、院内研修・病棟会はありません。

定時帰宅で、親睦会には参加しない条件です。

初めの2週間は、平日の朝の半日勤務で土日祝と受診日は休みです。

この時の目標が

・体力づくり

・生活リズムづくり でした。

業務内容については

・フリー業務

・新たな仕事の経験はしない、できる範囲内の業務を行う

・報、連、相は必ず行う でした。

5日後と2週間後に

疲労度や生活リズムの確認や、

次のステップに進めるかの確認の面接を行います。

その次の2週間は、平日の日勤1日勤務で土日祝と受診日は休みです。

目標が

・毎日病院に出勤することに慣れる でした。

業務内容は

・1週目はフリー業務

・2週目は受け持ちをするけれども、新たな経験はしない でした。

面接は1週間後と2週間後に

初めの2週間の時に行った内容と同じことを行います。

その次の1カ月は、日勤のみの休みが月9回になります。

目標が

・患者の看護を問題なく行うことができる でした。

業務内容は、通常の日勤業務です。

面接は1か月後で前回の面接内容に加え、復職可能であるかの確認を行います。

そして、リハビリ出勤を開始してから3か月目に復職となります。

ここで、通常業務へと書かれてありましたが、

“但し、夜勤は主治医の許可がでてからとする”

とありました。診断書の威力はすごいですね。

その後は

委員会活動や病棟会などは通常通り再開されました。

その1か月後にプログラム終了面接があります。

こんな感じで私のリハビリ出勤プランを作成していただきました。

いきなり新しい職場に、行くのも新鮮でいいですが、

戻るところがあるというのは本当にありがたいです。

リハビリ出勤が始まる前の日は緊張して、

お菓子どんなの持って行こうとか、

挨拶をどうしようとか、ソワソワしてしかたがなかったです。

小学生が長いこと学校を休んでいて、それから登校する時の気持ちと似ています。

たぶん緊張して寝れないやろうなと思ったので、

久しぶりに眠剤も飲みました。

自分のベストな状態で出勤できるよう心構えしました。

看護師2年目の時にメンタル面で不調を感じ、3カ月の休職をしました。

その時に、自分が欲しかった情報や、その時にしたこと、考えたこと、感じたことを書きたいと思いました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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