休職中の家族との関係に悩む人に知ってほしい事

休職中の家族との関係

これは本当に悩みました。私は実家暮らしです。

休職が決まった時、家族は「ゆっくり休み、人生長いからこんなこともある。」と

理解があることを言ってくれましたが、30歳近くになって

働かずに家にいることがしんどくてたまりませんでした。

私の両親はもう定年退職して、家にいることが多かったので、

自然と一緒に過ごす時間が長くなります。

そんな環境で、“何もせず家にいる自分”というのが

情けなくて、情けなくて、どうしようもなかったのを覚えています。

私がその時辛かったのが、家族と一緒にごはんを食べることです。

人間食べないと生きていけません。

私の家ではごはんを家族で一緒に食べることが日常でしたので、

いつも、私の席も用意してくれていました。

だけど、その時の私は“家族団らん”というものに入る資格がない

と思ってしまっていたし、

その頃、食欲もあまりなくて、食べる量も少なかったので、

変に心配もかけたくありませんでした。

心配かけたくないけど、「一緒にごはんを食べたくない」と言うことができず、

毎日席を用意してくれているのは知っているけど、

家族のごはんが始まる前に自分の食事を済ませ、

部屋にこもるということをしていました。

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自分の部屋にこもり、自己嫌悪の毎日でした。

私は家族が大好きで、

家族には今まで育ててきてくれたことを本当に感謝していますし、

感謝しきれないぐらい感謝しています。

親は子供の幸せを1番に考えるとよく聞きますが、

子供も親の幸せを願います。

そんな家族に自分が、“寂しい思い・悲しい思い”をさせてしまっていると感じていたけど、

たった一言の“私のごはんは用意しなくていいよ。一緒に食べたくないから”

という言葉を、“もしこれを言ったら悲しむかな”と思ったら言い出せず、

ただただ避ける日々を送っていました。

私がどうしたいのかということを知らないまま、ただ避けている状況は、

きっと家族も意味が分からないだろうし、もし両親が自分自身を責めてしまって、

“両親もうつにしてしまったらどうしよう”と悩み、

でも言う勇気がない。言えない。というループに入っていました。

それがしんどくて、部屋に戻っては泣く。というのを繰り返していました。

泣くのが落ち着いたら、今度はこのまま家にいたら両親に迷惑がかかると思って、

賃貸をさがしてみたり、家をでることばかりを考えていました。

そしてある時思いました。

もし、“両親が今日死んだら、私は一生後悔する“。

そう思ったら、自分がどう考えてそういう行動をしていたか、

ちゃんと伝えようと思いました。

思い切って母に言ってみました。

「ごはん一緒に食べるのしんどいねん。」

すると母は、「ほんなら、ごはん用意しとくから時間ずらして食べたらいいやん。」

と言ってくれました。

それからは、そんな自分でも家にいていいと受け入れてくれた安心感と、

自分の気持ちを伝えることができたという安心感と、

自分の気持ちを知ってもらったという安心感から、

家での生活が楽になりました。

それから徐々に家族とも会話ができるようになって、

自分の気持ちを素直に伝えたり、

笑ったりすることもできるようになりました。

今考えると本当にしょうもないことですが、その時は本気でそれを悩んでいました。

今ではその時の事が嘘みたいに、楽しく過ごすことができています。

これが“家族の絆”というものでしょうか。

看護師2年目の時にメンタル面で不調を感じ、3カ月の休職をしました。

その時に、自分が欲しかった情報や、その時にしたこと、考えたこと、感じたことを書きたいと思いました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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