新人看護師が逃げられずに休職した理由とは?

逃げればよかったと後悔した

今回は休職にいたったと考えられる理由です。

今働いていない看護師の退職理由の3番目に多いのが、メンタルに関係したことです。

元々苦手意識を持っていた科であることと

夜勤回数が増えてきたことで、

バランスがとれなくなったんだと思います。

看護学校に通っていた時からそこの病院で看護助手として

4年間病棟で勤務していました。

人間関係もいいし、かっこいい先輩達がいたので

正看護師免許取得後はここの病院で働きたいと思い、奨学金ももらいました。

ICUは看護助手をしている時に数回業務をしたことがありました。

その時の第一印象は「何か壁があるところだな。」でした。

働いている看護師もいい人ばかりですが、

どこか冷たい印象ももったのを覚えています。

そんなところで看護師人生がスタートしました。

本当は病棟に行きたかったです。

ICUは管理することが多いので

苦手意識がありました。

始めのうちは今までの実習では受け持ったことのないような

人工呼吸器のついた重症患者さんを受け持ったり、

私が受け持っていいの?と疑問を持ちながらも

先輩に教わりながらなんとか業務をこなしていました。

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フォローが外れたのは6月ぐらい。

そこから少しずつ疾患を理解してきたからなのか、

その患者さん達の重症さをわかってきました。

それからだんだんと怖くなり、

何もなく1日が終わればほっとする毎日でした。

看護師としてそれはどうなんだろうかと自問自答しながら1日1日が過ぎていきました。

1年目の6月ぐらいには奨学金が返し終わったらすぐに辞めようと考えていました。

元々患者さんとコミュニケーションを取ることが好きな私は、

話せない患者さんが多い環境で、

楽しさを感じることができませんでした。

先輩看護師達も、仕事とプライベートはしっかり分けています。

って感じの人が多く、

コミュニケーションが苦手な人が多かったように思います。

実際に、

「私コミュ障やから、あんまりよく喋る患者さん苦手やねん。」

と言っている先輩が何人かいました。

患者さんを守るために勉強しなければと考えていましたが、

1年目の終わりのころにはなんとなく勉強の意欲がなくなり、

なんとなく憂鬱な毎日が過ぎていきました。

楽しいこともあったと思うんですが、

嫌なところばかりに目がいっていました。

夜勤も月に8回程度あり、体力的にもしんどさを感じていました。

生活のリズムがつけられなくなってきました。

夜勤の休憩時間は合計2時間。

7時ごろに40分の休憩があって、

0時ごろから2回目の1時間20分の休憩に交代で入っていきます。

すっと眠れたらいいのですが、

もちろん眠れませんでした。

ある夜勤の日、一人の看護師の先輩から質問され30分程度指導を受け、

その先輩看護師が終わりに

「誰でもそうやけど、ちゃんと理解しようとしてない人は辞めたらいいと思うし、ここにいて欲しくない。他に行ったらいいと思う。」

と言いました。

それから私はここにいない方がいいな。

なんか、ごめんなさいと思いました。

いるべきではない人間だと思い始めてだんだんとしんどくなりました。

今思えば、このあたりにはすでに、

思考回路がおかしくなってきていたと思います。

今だったら“ちゃんと仕事してるんだし、別にいいやん”

って軽く思えるんですけどね。

休みの日は家のベッドに横になり1日が終わっていました。

休みにリフレッシュできない日と夜勤の毎日が続き、

次第に夜はあまり眠れなくなる・職場の夢ばかりみる・食欲なくなる・めまい・吐き気・動悸などの異変を感じるようになりました。

逃げといってしまえば、逃げなんですが、

こんなことになるぐらいだったら、早く逃げればよかったなと思います。

看護師2年目の時にメンタル面で不調を感じ、3カ月の休職をしました。

その時に、自分が欲しかった情報や、その時にしたこと、考えたこと、感じたことを書きたいと思いました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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